院内感染は医療崩壊につながる
新型コロナウイルスが院内に蔓延することで、医療崩壊の危機にさらされてしまいます。
医療崩壊してしまうと、必要な治療を受けられない患者さんが出てきてしまうため、地域住民の健康的な生活が脅かされかねません。
ほとんどの病院が新型コロナウイルスの予防対策をとっていますが、医療施設内での対策になっているところばかりなので、施設を分けて物理的に感染症の蔓延を防ぐことにはなっていないのが現状です。
そんな状況を打破するために、READYFORで画期的なプロジェクトを見つけましたので、この記事を通して共有したいと思います。
モバイルクリニック(Mobile Clinic)
モバイルクリニックの詳細
モバイルクリニックには、以下のような特徴があります。
- 細菌やウイルスに紫外線を照射して不活化
- ウイルスの院内持ち込みリスクを低減
- 医療従事者への感染リスクを低減
現在は、病院内で区画を分けたり、フェイスシールドなどの個人防護具を使用したりして、感染症を防いでいる病院が多いです。しかし、現状の対策では、感染力の強いウイルスを防ぐには限界があります。
モバイルクリニックを使用すれば、建築基準法に合致する建築用コンテナを必要な場所に設置することによって、感染症対策専用の診療所を簡単に立ち上げられるのです。
また、施設内には、細菌やウイルスに紫外線を照射することで、これらを不活化させられる陰圧設備が整っているため、感染リスクをさらに低減できるようになっています。
今回のプロジェクトは第一弾として、新型コロナウイルス感染症重症等特定病院である、県立尼崎総合医療センターに設置予定となっていますが、収束後は災害時の医療拠点としても活用する方針となっています。
感染症に罹患している危険性の高い患者さんが、病院に入ることを未然に防ぐとともに、その患者さんに必要な医療を提供できるため、地域医療を守ることにつながるのです。
モバイルクリニックを支援する方法とは?
モバイルクリニックを支援して地域医療を感染症から守りたいと考える場合、クラウドファンディングサイトの「READYFOR」で支援することができます。(まずは兵庫県からスタートしますが、ネクストゴールとして他の都道府県への寄贈を進めていくよう動いております。との事。)
このプロジェクトは、3,000円から支援が可能となっており、リターンに経費がほとんどかからないため、支援金額の大部分をプロジェクトに活用してもらえますよ!
また、50,000円以上支援すれば、モバイルクリニックに支援者の企業名や氏名を記載してもらえるようになっています。
ちなみに、このプロジェクトを支援できるのは2020年7月21日までとなっていて、目標金額は6,800,000円。
目標金額に達するまでは、まだまだ多くの支援が必要ですが、感染対策の重要性が広まっていることを考えると、さらに支援者が増えると期待できます。
この機会に支援を検討してみてはいかがでしょうか?